【2022年版】ラズベリーパイおすすめの本5選|目的やレベル別の選び方ガイド

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【2022年版】ラズベリーパイおすすめの本5選|目的やレベル別の選び方ガイド

・ラズベリーパイの本はどれを買ったらいいかわからない

・忖度のないレビューが見たい

・自分のやりたいことに合わせた本を紹介して欲しい!

ラズベリーパイに関する情報はネット上で多数公開されていますが、より広く深い知識を身に付けたい方はで学習するべきです。ブログやYouTubeの情報は個人が趣味の範囲で発信している場合が多く、情報の量と質が本に比べて劣ることが多いからです。

そぞら
そぞら

仕事でラズベリーパイを使ったのがきっかけで、家でも電子工作を楽しんでいる僕がおすすめの本を紹介します。

この記事を読めば自分にぴったりの一冊が見つかるはずです。

詳細商品名価格発売日ページ数特徴
詳細を見るRaspberry Pi
はじめてガイド
2,618円2021/2/22256ページ超初心者向き
詳細を見るこれ1冊でできる!
ラズベリーパイ超入門
3,025円2022/3/19288ページ超初心者向き
詳細を見るラズパイマガジン
2021年夏号
2,453円2021/4/26本編:148ページ
付録冊子:52ページ
電子工作基礎
詳細を見るラズパイ自由自在 電子工作パーツ制御完全攻略3,190円2022/3/18288ページ電子工作マスター
詳細を見るRaspberry Piによる
IoTシステム開発実習
2,750円2020/10/27200ページセンサーのデータ収集

超初心者に最適(Raspberry Pi はじめてガイド)

Raspberry Piはじめてガイド表紙

・ラズベリーパイを全く触ったことがない

・パソコンは苦手でプログラミングも未経験

このような方におすすめです。

全編にわたりカラー印刷で写真やイラストが多いので、初心者に優しい本です。前半ではラズベリーパイを始める準備から設定方法までが丁寧に解説されています。中盤から後半にかけては以下の項目についての基礎を、実際に手を動かしながら学べます

  • デスクトップパソコンとしての活用方法
  • サーバーとしての利用方法
  • Pythonプログラミング
  • 電子工作(LED、センサー、カメラ)

ただし、それぞれの使い方に関しては基礎的な部分までしか踏み込んでいません。ある程度ラズベリーパイを使ったことがある人にとっては物足りなさを感じると思います。

ラズベリーパイでやりたいことは決まっていないけど、とりあえず触ってみたいという方にぜひ読んでほしい本です。

そぞら
そぞら

カメラモジュールの原理など、ネットにはない深い知識を本書では学べました。

この本の評価は次の通りです。

読みやすさ
(5 / 5.0)
情報量
(3 / 5.0)
値段
(4 / 5.0)
初心者向き
(5 / 5.0)
新しさ
(4 / 5.0)
満足度
(4 / 5.0)

最新情報を知りたい超初心者向き(これ1冊でできる!ラズベリーパイ超入門)

・初心者だけどラズパイをガッツリ学びたい

・最新情報にこだわりたい

・電子工作をやってみたい

このような方におすすめです。

本書はシリーズ改定第7版で2022年3月時点での最新版となります。ラズベリーパイに限らずIT系の技術は最新情報を学ぶべきです。ハードウェアもソフトウェアも日進月歩で進化しているからです。本書で最新情報を学ぶメリットを以下にまとめました。

  • ラズベリーパイの最新モデルに対応
  • 最新のOS「Bullseye」に対応
  • 入手可能な電子部品が紹介されている

本書では2022年3月現在販売されているすべてのモデルについて、各種ケーブルの接続方法をカラー写真で詳しく解説しています。キーボード一体型のRaspberry Pi 400にも対応している本は珍しいです。また、ラズパイの公式OSであるRaspberry Pi OSは2021年10月に「Buster」から「Bullseye」に移行しました。基本的な操作方法は同じですが、カメラモジュールの操作方法や設定ツールの使い方などが変更されています。

そぞら
そぞら

本書では最新版のOS「Bullseye」の使い方を解説していますので、初心者でも迷うことなくラズパイを始めることができます。

本文中では注意すべきポイント専門用語の解説が適宜組み込まれていて、初心者が置き去りにならない工夫が凝らされています。

読みやすさ
(4.5 / 5.0)
情報量
(4 / 5.0)
値段
(3.5 / 5.0)
初心者向き
(5 / 5.0)
新しさ
(5 / 5.0)
満足度
(4.5 / 5.0)

電子工作を始めたい初心者人向け(ラズパイマガジン2021年夏号)

ラズパイマガジン2021年夏号

・ラズパイで電子パーツを制御したい

・プログラミングはできるけど電子回路の作り方がわからない

・Raspberry Pi Picoの使い方を知りたい

このような方におすすめです。

本号は電子工作の基本に特化した特集が組まれています。電子工作とはLEDやセンサー、モーターをプログラミングで制御することです。

チェックポイント

電子パーツの購入方法から電子パーツの仕組み、実際の使い方までが学べます。

基本的なパーツの使い方(LED、スイッチ、モーター、センサー、サーボ、ディスプレイ)が網羅されています。ただプログラムに関しては基礎的な部分が解説されていないため、Pythonの文法などプログラミングの基礎知識がないと理解しにくいかもしれません

550円のマイコンRaspberry Pi Picoを使って電子工作する方法も学ぶことができます。

また付録冊子の「パーツ制御テク80」も付いています。この付録の第1部ではパーツの制御方法が80個紹介されていますが、詳細な解説ではありません。こんなことができるのかとイメージを膨らませるのにちょうどいい感じです。第2部ではにおいセンサーの活用事例が特集されていて大変参考になりました。

付録冊子のパーツ制御テク80
そぞら
そぞら

電子部品の使い方など、電子工作の基礎知識を本書では学びました。

読みやすさ
(5 / 5.0)
情報量
(4 / 5.0)
値段
(4 / 5.0)
初心者向き
(4 / 5.0)
新しさ
(4 / 5.0)
満足度
(5 / 5.0)

ラズパイマガジンは年に4回発売されています(2022年は年2回になるようです)。本号は最新号ではありませんが、それ以降の号は応用的な内容が多いため、電子工作の基礎知識を学ぶには本号が最適だと思います。

本と一緒に買いたいパーツセット

まだ電子パーツを持っていない方はラズパイマガジン2021年夏号~企画パーツセットをあわせて購入するのがおすすめです。僕も買いました。本誌の内容で出てくる電子パーツがほぼ揃っています。「付録冊子のパーツ制御テク80」で取り上げているパーツは一部含まれていないものもあります。

企画パーツセット内容
出典:秋月電子通商

電子工作を極めたい人向け(ラズパイ自由自在 電子工作パーツ制御完全攻略)

・電子パーツの仕組みを詳しく知りたい

・電子工作スキルをレベルアップしたい

・用途に合った電子パーツの選び方が知りたい

このような方におすすめです。

前半では電子パーツの仕組みや特性・使い方を詳しく解説しています。

チェックポイント

実験結果分解画像を交えて、複数のパーツの比較をしている点がこの本の特徴です。

例えば「距離センサー」のパートにおいて、5種類のセンサーをさまざまな条件下で使用して測定結果を比較しています。屋外での測定に向いているセンサーはどれかなど実用的な知識が学べます。

後半ではラズベリーパイの汎用入出力端子(GPIOピン)についての専門的な知識を解説しています。

  • デジタル入出力
  • PWM出力
  • I²C
  • SPI
  • UART

上記についての仕組みや読み取るためのPythonプログラムを詳しく学べます。この本で学習すれば、電子パーツのデータシートを見て自力でパーツを使いこなすことが可能になります。

参考情報

3軸加速度センサー(ADXL345)のデータシート

3軸加速度センサー(ADXL345)
出典:秋月電子通商

本書は完全初心者向きではありません。ラズベリーパイ本体の基本的な使い方や、ブレッドボードや抵抗など電子工作の基礎的な説明は省略されています。その分、パーツを分解して仕組みを内部から解説している点など、本書でしか学べない情報が多数あります。電子工作をやったことはあるけど、もっと深い知識を身に付けたい方に最適な一冊です。

読みやすさ
(4 / 5.0)
情報量
(4 / 5.0)
値段
(3.5 / 5.0)
初心者向き
(3 / 5.0)
新しさ
(5 / 5.0)
満足度
(5 / 5.0)

以下の動画にて、著者である松岡貴志さんが本誌の魅力を解説されています。

実務で使いたい人向け(Raspberry PiによるIoTシステム開発実習)

・ラズパイでIoTシステムを作りたい

・センサーのデータを無線で収集したい

このような方におすすめです。

前半ではラズベリーパイのセットアップからセンサーの基礎、無線モジュールの使い方までを解説。後半ではラズベリーパイとセンサーと無線マイコンモジュールを用いたデータ監視システムの構築について解説されています。

本書で使い方が紹介されている機器の一例を以下に示します。

上記の機器とラズベリーパイを使って、センサーの情報を無線で収集する方法を本書では学べます。

本のタイトルや表紙のイメージ通りで、かなり専門的な内容になっているため初心者向きではありません。ところどころで演習問題が入っており、学校の教科書のような雰囲気があります。しかし、IoTシステム開発の分野にはかなり踏み込んでいて、実務でラズベリーパイを活用したい方にとって大変有益な内容となっています。

読みやすさ
(3 / 5.0)
情報量
(5 / 5.0)
値段
(4 / 5.0)
初心者向き
(2 / 5.0)
新しさ
(3.5 / 5.0)
満足度
(4 / 5.0)

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