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・ラズベリーパイの本はどれを買ったらいいかわからない
・忖度のないレビューが見たい
・自分のやりたいことに合わせた本を紹介して欲しい!
ラズベリーパイに関する情報はネット上で多数公開されていますが、より広く深い知識を身に付けたい方は本で学習するべきです。ブログやYouTubeの情報は個人が趣味の範囲で発信している場合が多く、情報の量と質が本に比べて劣ることが多いからです。
仕事でラズベリーパイを使ったのがきっかけで、家でも電子工作を楽しんでいる僕がおすすめの本を紹介します。
この記事を読めば自分にぴったりの一冊が見つかるはずです。
詳細 | 商品名 | 価格 | 発売日 | ページ数 | 特徴 | |
---|---|---|---|---|---|---|
詳細を見る | Raspberry Pi はじめてガイド | 2,618円 | 2021/2/22 | 256ページ | 超初心者向き | |
詳細を見る | これ1冊でできる! ラズベリーパイ超入門 | 3,025円 | 2022/3/19 | 288ページ | 超初心者向き | |
詳細を見る | ラズパイ自由自在 電子工作パーツ制御完全攻略 | 3,190円 | 2022/3/18 | 288ページ | 電子工作マスター | |
詳細を見る | Raspberry Piによる IoTシステム開発実習 | 2,750円 | 2020/10/27 | 200ページ | センサーのデータ収集 |
超初心者に最適(Raspberry Pi はじめてガイド)
・ラズベリーパイを全く触ったことがない
・パソコンは苦手でプログラミングも未経験
このような方におすすめです。
全編にわたりカラー印刷で写真やイラストが多いので、初心者に優しい本です。前半ではラズベリーパイを始める準備から設定方法までが丁寧に解説されています。中盤から後半にかけては以下の項目についての基礎を、実際に手を動かしながら学べます。
- デスクトップパソコンとしての活用方法
- サーバーとしての利用方法
- Pythonプログラミング
- 電子工作(LED、センサー、カメラ)
ただし、それぞれの使い方に関しては基礎的な部分までしか踏み込んでいません。ある程度ラズベリーパイを使ったことがある人にとっては物足りなさを感じると思います。
ラズベリーパイでやりたいことは決まっていないけど、とりあえず触ってみたいという方にぜひ読んでほしい本です。
カメラモジュールの原理など、ネットにはない深い知識を本書では学べました。
この本の評価は次の通りです。
読みやすさ | (5 / 5.0) |
情報量 | (3 / 5.0) |
値段 | (4 / 5.0) |
初心者向き | (5 / 5.0) |
新しさ | (4 / 5.0) |
満足度 | (4 / 5.0) |
最新情報を知りたい超初心者向き(これ1冊でできる!ラズベリーパイ超入門)
・初心者だけどラズパイをガッツリ学びたい
・電子工作をやってみたい
このような方におすすめです。
本書では2022年3月現在販売されているすべてのモデルについて、各種ケーブルの接続方法をカラー写真で詳しく解説しています。キーボード一体型のRaspberry Pi 400にも対応している本は珍しいです。
本文中では注意すべきポイントや専門用語の解説が適宜組み込まれていて、初心者が置き去りにならない工夫が凝らされています。
読みやすさ | (4.5 / 5.0) |
情報量 | (4 / 5.0) |
値段 | (3.5 / 5.0) |
初心者向き | (5 / 5.0) |
新しさ | (5 / 5.0) |
満足度 | (4.5 / 5.0) |
電子工作を極めたい人向け(ラズパイ自由自在 電子工作パーツ制御完全攻略)
・電子パーツの仕組みを詳しく知りたい
・電子工作スキルをレベルアップしたい
・用途に合った電子パーツの選び方が知りたい
このような方におすすめです。
前半では電子パーツの仕組みや特性・使い方を詳しく解説しています。
チェックポイント
実験結果や分解画像を交えて、複数のパーツの比較をしている点がこの本の特徴です。
例えば「距離センサー」のパートにおいて、5種類のセンサーをさまざまな条件下で使用して測定結果を比較しています。屋外での測定に向いているセンサーはどれかなど実用的な知識が学べます。
後半ではラズベリーパイの汎用入出力端子(GPIOピン)についての専門的な知識を解説しています。
- デジタル入出力
- PWM出力
- I²C
- SPI
- UART
上記についての仕組みや読み取るためのPythonプログラムを詳しく学べます。この本で学習すれば、電子パーツのデータシートを見て自力でパーツを使いこなすことが可能になります。
参考情報
3軸加速度センサー(ADXL345)のデータシート
本書は完全初心者向きではありません。ラズベリーパイ本体の基本的な使い方や、ブレッドボードや抵抗など電子工作の基礎的な説明は省略されています。その分、パーツを分解して仕組みを内部から解説している点など、本書でしか学べない情報が多数あります。電子工作をやったことはあるけど、もっと深い知識を身に付けたい方に最適な一冊です。
読みやすさ | (4 / 5.0) |
情報量 | (4 / 5.0) |
値段 | (3.5 / 5.0) |
初心者向き | (3 / 5.0) |
新しさ | (5 / 5.0) |
満足度 | (5 / 5.0) |
以下の動画にて、著者である松岡貴志さんが本誌の魅力を解説されています。
実務で使いたい人向け(Raspberry PiによるIoTシステム開発実習)
・ラズパイでIoTシステムを作りたい
・センサーのデータを無線で収集したい
このような方におすすめです。
前半ではラズベリーパイのセットアップからセンサーの基礎、無線モジュールの使い方までを解説。後半ではラズベリーパイとセンサーと無線マイコンモジュールを用いたデータ監視システムの構築について解説されています。
本書で使い方が紹介されている機器の一例を以下に示します。
上記の機器とラズベリーパイを使って、センサーの情報を無線で収集する方法を本書では学べます。
本のタイトルや表紙のイメージ通りで、かなり専門的な内容になっているため初心者向きではありません。ところどころで演習問題が入っており、学校の教科書のような雰囲気があります。しかし、IoTシステム開発の分野にはかなり踏み込んでいて、実務でラズベリーパイを活用したい方にとって大変有益な内容となっています。
読みやすさ | (3 / 5.0) |
情報量 | (5 / 5.0) |
値段 | (4 / 5.0) |
初心者向き | (2 / 5.0) |
新しさ | (3.5 / 5.0) |
満足度 | (4 / 5.0) |
実は私も出版しています
手前みそではありますが、Raspberry Pi Pico Wに特化した本をお探しの方は「ラズパイPico WかんたんIoT電子工作レシピ」がおすすめです。Raspberry Pi Pico Wは無線チップ搭載のマイコンボードで、普通のラズパイのようにOSを動かすことはできませんが、インターネットに接続した電子工作を楽しめます。
これから電子工作をはじめる人や、ラズパイは使ったことがあるけどPico Wは初めてという方に向けて書きました。あまり難しい技術には触れず、応用しやすいシンプルなテクニックを多数紹介しています。
書籍の詳細はこちらの記事で詳しく書きました。